探索レポートの使い方
GA4情報
こんにちは、FAROチームです。
今回は、レポートの深掘りに必要なGoogleアナリティクスの探索レポートについてお届けします。
探索レポートの使い方
- 左メニューの「探索」から、探索レポートを開くことができます。
▼左メニューの「探索」を開いた画面。
レポートのテンプレートは現在7種類(詳細は後述します)
- 自由形式
- テーブル形式でデータを表示する・カスタムのグラフや表を作ります。
- ファネルデータ探索
- 特定の行動やステップについて深堀りします。
- 経路データ探索
- 特定のページを始点・終点として、そこに至るまでのユーザーの挙動を調べます。
- セグメントの重複
- セグメント間の重なりを図示して特徴を分析します。
- ユーザーエクスプローラ
- 匿名化された個人の閲覧したページや発生させたイベントを表示します。
- 権限によってはテンプレートに表示されず、使用できません。
- コホートデータ探索
- 同じコホート(属性)を持つユーザーの行動を分析します。
- ユーザーのライフタイム
- 顧客のライフタイムバリューを評価します。
▼「テンプレートギャラリー」では作成するレポートタイプが図示されている。
- 自分で作るレポート以外にデフォルトのテンプレートもある
▼「テンプレートギャラリー」画面下部には目的に応じて作成してくれるテンプレートもあります。
探索レポートの画面構造
- 探索レポートは左のデータ設定エリアと右側のデータ表示エリアに分かれています。
- 左側のエリア(「変数」および「タブの設定」)では期間やセグメント、使いたいディメンションや指標の選択、表示形式・表示数、フィルタの設定ができます。
- 左側エリアで設定した内容を元に、右側エリアにデータが反映されます。
▼空のテンプレート画面の構成。
「変数」エリアでできること
- レポート名の編集
- 期間指定
- 指定できる期間はGA4で設定したデータ保持期間に依存します(2か月もしくは14か月)。
- 当日は選択できません。
- セグメントの作成および使用したいディメンション・指標の選択
- 各メニューの「+」ボタンを押すとディメンション・指標を選択する画面に遷移します。
- 使いたいディメンション・指標にチェックを入れたら右上の「インポート」を押すと「変数」エリアに選択したディメンション・指標が反映されます。
▼「変数」エリアの構成。
▼ディメンション・指標を選択する画面。使いたい項目にチェックを入れて「インポート」ボタンを押します。
「タブの設定」エリアでできること
- 先ほど選択したディメンション・指標を反映するほか、データの表示形式の設定・フィルタの設定ができます。
- 「行」と「列」にはディメンションを、「値」には指標を入れることができます。
- ディメンションをドロップするか、行・列の選択エリアをクリックすることでディメンション・指標を選択して右側のエリアへデータを表示させることができます。
▼「タブの設定」エリアの構成。
▼ディメンションの「行」に市区町村を、列に「デバイスカテゴリ」を指定してアクティブユーザー数を算出した場合。
探索レポートのトラブルシューティング
1.データが表示されない
・ディメンション、指標がセットされているか確認してください。
・データ参照期間内に必ず1件以上のイベントが発生している必要があります。
・期間が正しく設定されているか確認してください。GA4では前回設定時の期間指定が保持されます。
・十分なデータがない場合、データが表示されない場合があります。
2.使用したいディメンション・指標が表示されない
・まずディメンション・指標欄の「+」ボタンから、使用したい項目をインポートする必要があります。
・カスタムディメンション・カスタム指標の場合、GA4側でこれらの項目が登録されているか確認してください。
3.特定のディメンション・指標が、行・列・値エリアで選択・入力できない
・「タブの設定」エリアの行・列にはディメンションのみが、値には指標のみが入力できます。
・互換性のないディメンション、指標を入力しようとしている可能性があります(選んだ項目と互換性のない項目はグレーアウトされ、選択できません)。
・ドラッグアンドドロップがうまくいかないケースがあります。その場合は「タブの設定」エリアの行・列・値欄をクリックして、使用したいディメンション・指標をプルダウンから 選択してください。
以上、探索レポートの使い方・テンプレートについてお伝えしました。
次回は各レポートテンプレートの使い方を詳しく説明します。
探索レポートが使えるようになると分析の幅も広がるため、是非お試しください。
分析のプロへのご相談もお待ちしております。
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FAROチーム