チャネルグループとパラメータ

公開日: 2024/5/14

GA4情報

こんにちは、FAROチームです。 
今回はウェブサイトやアプリへの流入元を分析する際に重要となる「デフォルトチャネルグループ」の概要と、その設定方法であるUTMパラメータについてご紹介いたします。


デフォルトチャネルグループとは

  • デフォルトチャネルグループは、Google Analytics 4(GA4)に送信された情報を基に、GA4が独自に行う分類です。
  • ウェブサイトやアプリへのトラフィックを特定のカテゴリに分けることで、各チャネルの成果を効果的に評価できるようになります。
  • より細かな分類の参照元/メディアやキャンペーンに対し、より大きなグループで流入を確認することができるため、状況把握や長期間の動向を確認する際に役に立ちます。
  • ただし、正確なデータを得るためには、適切なパラメータ設定が不可欠です。キャンペーン運用やメールマガジンの配信を行っている場合、明確でわかりやすいパラメータの設定が求められます。
     

デフォルトチャネルの種類

  • 現在、手動で設定可能なデフォルトチャネルは18種類あります。
  • SNSや外部サイト経由の訪問は自動で分類されることもありますが、Email経由の流入などはパラメータがない場合「Direct」に分類されるため、注意が必要です。
  • 下記のいずれにも分類されない場合は「Unassigned」となります。
チャネル説明パラメータ名
ノーリファラーユーザーが保存済みリンクから、または URL を入力してサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - 完全一致 - 「(direct)」 AND メディアが「(not set)」または「(none)」
クロスネットワークユーザーがさまざまなネットワーク(例: 検索ネットワーク、ディスプレイ ネットワーク)上の広告からサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。キャンペーン名に「cross-network」が含まれる
クロスネットワークには、デマンド ジェネレーション、P-MAX、スマート ショッピングが含まれます。
 
有料ショッピングユーザーがAmazonやeBayなどのショッピング サイトや、個々の販売店のサイトで有料広告を通じてサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。(参照元 - ショッピング サイトのリストに一致 OR キャンペーン名 - 正規表現に一致 - ^(.([^a-df-z]|^)shop|shopping).)$) AND メディア - 正規表現に一致 - ^(.cp.|ppc|retargeting|paid.*)$
有料検索ユーザーがBingやBaidu、Googleなどの検索エンジンサイトの広告からサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - 検索サイトのリストに一致 AND メディア - 正規表現に一致 - ^(.cp.|ppc|retargeting|paid.*)$
有料ソーシャルユーザーがFacebookやTwitterなどのソーシャル サイトの広告からサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - ソーシャル サイトの正規表現リストに一致 AND メディア - 正規表現に一致 - ^(.cp.|ppc|retargeting|paid.*)$
有料動画TikTok、Vimeo、YouTube などの動画サイトでの広告からユーザーがサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - 動画サイトのリストに一致 AND メディア - 正規表現に一致 - ^(.cp.|ppc|retargeting|paid.*)$
ディスプレイディスプレイ広告(Google ディスプレイ ネットワークの広告を含む)経由でユーザーがサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。メディアが「display」、「banner」、「expandable」、「interstitial」、「cpm」のいずれか
その他(有料)ユーザーが検索、ソーシャル、ショッピング、動画として識別された広告以外の広告からサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。メディア - 正規表現に一致 - ^(.cp.|ppc|retargeting|paid.*)$
オーガニックショッピングAmazonやebay などのショッピング サイトの広告以外のリンクからユーザーがサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - ショッピング サイトのリストに一致 OR キャンペーン名 - 正規表現に一致 - ^(.(([^a-df-z]|^)shop|shopping).)$
オーガニックソーシャルユーザーがFacebookやTwitterなどのソーシャル サイトの広告以外のリンクからサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - ソーシャル サイトの正規表現リストに一致 OR メディアが「social」、「social-network」、「social-media」、「sm」、「social network」、「social media」のいずれか
オーガニック動画YouTube、TikTok、Vimeo などの動画サイトの広告以外のリンクからユーザーがサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - ソーシャル サイトの正規表現リストに一致 OR メディアが「social」、「social-network」、「social-media」、「sm」、「social network」、「social media」のいずれか
オーガニック検索ユーザーがオーガニック検索結果で広告以外のリンクを介してサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - 検索サイトのリストに一致 OR メディア - 完全一致 – organic
参照ユーザーが他のサイト/アプリ(ブログ、ニュースサイトなど)の広告以外のリンクからサイトにアクセスする際のチャネルです。メディアが(「referral」、「app」、「link」)のいずれか
メールユーザーがメール内のリンクからサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 = email|e-mail|e_mail|e mail OR メディア = email|e-mail|e_mail|e mail
アフィリエイトアフィリエイトサイトのリンクからユーザーがサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。メディア = affiliate
オーディオユーザーがオーディオプラットフォーム(ポッドキャスト プラットフォームなど)上の広告からサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。メディア - 完全一致 - Audio
SMSユーザーがテキストメッセージからリンクを経由してサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。参照元 - 完全一致 – sms OR メディア - 完全一致 – sms
モバイルのプッシュ通知ユーザーがアプリを積極的に使用していないときに、モバイル デバイス メッセージのリンクを介してサイト/アプリにアクセスする際のチャネルです。メディア(末尾が「push」) OR メディアに「mobile」または「notification」が含まれる OR 参照元 - 完全一致 - 「firebase」

 

チャネルの分類を行う方法

分類を行うには2つの方法があります。

  1. アナリティクスと広告プラットフォーム(Google広告など)の統合を作成し、自動タグ設定を使用する方法
  2. 手動でリンク先URLにUTMパラメータを設定する方法
  • 自動タグ設定で入力されたパラメータ値は手動で設定したパラメータ値を上書きしません。自動タグ設定が優先されます。

自動タグを利用する方法

  • 自動タグ設定はGoogle広告アカウントの機能です。こちらのページを参考にしてください。

[GA4] Benefits of Google Ads auto-tagging - Analytics Help
 
手動でリンク先URLにUTMパラメータを設定する方法

  • UTMパラメータは、Google Analytics(GA)において流入経路を特定するために用いられるパラメータです。
    • 単にパラメータとも呼ばれます。
  • 一般的なUTMパラメータはリンク先URLの末尾に「?」を加えた後に続けて設定されます。
  • たとえば、「test.com/」へのアクセスを分析する際、以下の形式でURLを設定することができます。
    • ここでのutm_sourceは訪問者が来た元の場所(参照元)を指し、utm_mediumはその媒体の種類(メディア)、utm_campaignはそのアクセスが関連するキャンペーン名を意味します。GAにおいては、これらの値に基づき自動的にチャネル分類がなされ、例えば「セッションの参照元」や「新しいユーザーの参照元」としてデータが整理されます。
  • 更に、utm_source, utm_medium, utm_campaignの値によって自動的にチャネルに分類されます。

このようにUTMパラメータを適切に設定することで、より詳細かつ正確な流入経路分析が可能になり、マーケティング施策の効果を明確に把握することができます。

パラメータの例

 

UTMパラメータの作り方

公式のパラメータ作成ツールを使ってパラメータを作成する方法をご紹介します。

Campaign URL Builder

  • 名前は自由につけられますが、特定のチャネルに分類したい場合は上記のテーブルの「パラメータ列」に従ってutm_source、utm_medium、utm_campaignを設定します。
    • utm_source、utm_mediumは入力必須です。
  • パラメータの文字列は大文字・小文字を区別します。
    • メールマガジン流入の場合、utm_source=Emailとしてしまうとチャネル上で「メール(Email)」として正しく分類されず、「Unassigned」となります。
  • このほかにutm_term、utm_contentsも利用できますが、必須ではありません。
    • これらは探索を使わないと表示できないため、utm_source、utm_medium、utm_campaignの3つで分類することをお勧めします。
utmパラメータ説明
参照元
(utm_source)
流入の元になった外部サイトや検索エンジンなどを入力します(google , facebookなど)。
メディア
(utm_medium)
参照元の種類。流入経路の種類を入力します(email、cpc など)。
キャンペーン名
(utm_campaign)
マーケティングキャンペーンの名前を入力します。
※cross-network以外は自由に設定できます。

▼パラメータの入力例。Instagram経由のオーガニック流入を想定しています。

Campaign URL Builderの入力画面

▼ページ下部のShare the Generated Canpaign URLエリアに作成したパラメータつきURLが発行されるので、これを用いて計測を行います。

出力されたパラメータ

 

パラメータ分類の例

  • 下記のパラメータはutm_mediumの形式のみが異なっています。
  • これらは上記掲載表のルールに従い、①は「Organic Social」に、②は「Paid Social」に分類されます。

①https://www.test.co.jp?utm_source=instagram&utm_medium=social&utm_campaign=newcampaign

②https://www.test.co.jp?utm_source=instagram&utm_medium=cpc&utm_campaign=newcampaign
 

パラメータに矛盾があった場合

  • パラメータの指定をミスして、複数のチャネルに当てはまるような設定をしてしまった場合、上述の表の掲載順に処理されます。
  • 下記の例①はutm_source=instagram(チャネル上の分類は「Social」)、utm_medium=display(分類は「Display」)、utm_campaign=cross-network(分類はクロスネットワーク) で、それぞれ違うチャネルに分類されることになってしまう例です。
    • 表の最上位である「cross-network」が最優先のためutm_source、utm_mediumの入力値は評価されず、チャネルの分類は「corss-network」になります。
  • 下記の例②はutm_source=instagram(チャネル上の分類は「Social」)、utm_medium=display(分類は「Display」)となる例です。

▼矛盾するパラメータを指定した場合の例。

誤ったパラメータを入力した場合の例